日常的に起こる
頭痛の正体とは何でしょうか
頭痛は多くの方の悩みの種です。
とくに慢性的な頭痛は、仕事や家事がスムーズに進まない原因となることもあります。
繰り返す頭痛のせいで、心にまで不調が生じていませんか。
慢性的な頭痛の代表格には「緊張型頭痛」と「片頭痛」があり、それぞれ症状も原因も異なります。
「体質だから仕方ない」と勘違いされることもありますが、そうとは限りません。
こちらでは、それぞれの頭痛の原因・症状、対処法・予防法について詳しくご紹介していきます。
-
目次
こんなお悩みはありませんか?
- 頭痛薬を常に持ち歩ている
- 頭痛のせいで家事が手につかない
- 気圧の変化で体調が悪くなる
- 突然頭痛にみまわれることがある
あなたの症状は
どちらの頭痛に当てはまりますか
頭痛は細分化すると、300種類以上あるともいわれています。
なかには、命にかかわる病気が潜んでいることもあり、頭痛といえども油断はできません。
しかし、日常的にみられる頭痛の多くは、一次性頭痛と呼ばれるものです。
代表的なものには、「緊張型頭痛」「片頭痛」があります。
それぞれの頭痛には特徴がありますので、ご自身の頭痛がどちらなのか確認してみましょう。
緊張型頭痛の症状
緊張型頭痛は、頭全体を締めつけられるような痛みだと表現されます。
おもに後頭部から首に痛みが現れます。
頭部だけでなく、首や肩のこりをともなうことが多い傾向にあります。
また、寝込むほどの強い痛みは出にくく、動いても痛みが悪化しにくいという特徴があります。
吐き気を感じることもまれで、光や音をわずらわしく感じることも少ないといわれています。
緊張型頭痛の原因
心身の緊張状態が高まると血行が悪くなり、疲労物質が蓄積されます。
すると、溜まった疲労物質によって炎症が起こり、痛みの原因となるプロスタグランジンが生成されることで、緊張型頭痛が引き起こされると考えられています。
緊張型頭痛の原因として、次のようなことが挙げられます。
●長時間のデスクワーク
長時間のデスクワークが続きますと、首や肩の一部の筋肉に負担がかかります。
休憩を挟まずに毎日デスクワークばかりしていると、疲労物質が溜まりつづけ頭痛につながります。
●姿勢の悪さ
姿勢の悪さも頭痛と関係しているといわれています。
とくに、猫背の姿勢は、上半身が前方に傾くため、首や肩、腰の筋肉に大きなストレスを与えます。
猫背の姿勢が続きますと、身体を支えるだけでも大きな負担となり緊張型頭痛の原因になることがあります。
●ストレス
身体的なストレスだけでなく、精神的なストレスも緊張型頭痛につながります。
これは、ストレスを感じると交感神経が身を守ろうと異常に反応し、身体を緊張させてしまうためです。
ついついストレスを溜め込んでしまう真面目で几帳面なタイプの方に多い傾向にあります。
●睡眠不足
睡眠不足によって、身体が十分に休まらないことも緊張型頭痛の原因になるといわれています。
通常、身体が受けたダメージは睡眠中に回復していきます。
そのため、十分な睡眠を得られなければ修復が不十分のまま翌日を迎え、徐々にダメージが蓄積されていきます。
●眼精疲労
眼精疲労も緊張型頭痛とかかわりがあります。
眼精疲労は、目のピントを調節する筋肉の緊張状態が続くことで慢性的に目に疲れを感じる症状です。
頭部は目と近いため、目の筋肉が緊張した状態が続くと頭部に影響が出る可能性があります。
片頭痛の症状
ズキズキするような痛みをともないます。
おもに片側のこめかみが痛みます。
頭痛の発作の持続時間には個人差がありますが、4時間〜72時間ほど続きます。
きつい痛みが特徴的で、動くと悪化する、吐き気を感じるなどの症状が挙げられます。
そのため、頭痛を感じている間は、寝込んでしまう方も少なくありません。
片頭痛が起こる前に、目の前にギラギラしたまぶしい光がみえる、視野の半分がみえなくなるなどの症状がある方もいらっしゃいます。
片頭痛の原因
片頭痛のメカニズムは、いまだ解明されていません。
脳に異常があるという説や、脳の血管や三叉神経に異常があるという説が唱えられています。
片頭痛が起こる原因としては、次のようなことが考えられます。
●精神的なストレス
片頭痛は、精神的なストレスの影響を受けます。
ストレスが溜まりすぎているときだけでなく、一気にストレスから解放されたときに起こる場合もあります。
これは、ストレスが一気に解き放たれたことで、脳の血管が過剰に拡張してしまうためだと考えられています。
そのため、長時間の労働をストレスに感じている方は、休みの日に片頭痛の症状が現れる方も少なくありません。
●自律神経失調症
血流量は、自律神経によってコントロールされています。
そのため、自律神経失調症によって自律神経の調節に乱れが生じると、脳の血流量が急激に増加し頭痛を感じることがあります。
●長期間の薬の服用
頭痛の痛みを緩和するために、頭痛薬を使用することはよくあることです。
しかし、次第に薬への依存がエスカレートしていきますと、薬の効き目が薄くなり薬の量が増えます。
このような生活を続けていると、ちょっとの頭痛にも過剰に身体が反応するようになり、痛みの悪循環に陥る可能性があります。
月に10回以上鎮痛薬を服用している方は、薬の使い方の見直しが必要です。
頭痛別の対処法・予防法
頭痛を緩和できるのは、鎮痛剤だけだと思っていませんか。
原因に応じた対処法を行えば、鎮痛剤に頼らずに頭痛を軽減できる可能性があります。
頭痛に悩まされている方は、試してみる価値はあるのではないでしょうか。
また、生活の質を維持するためにも、頭痛を未然に防ぐことが大切です。
こちらでは、頭痛別の対処法・予防法についてご紹介します。
緊張型頭痛の対処法
●ストレッチをする
ストレッチで肩や筋肉をほぐすことも、緊張型頭痛の症状の緩和に有効とされます。
首をゆっくりと回す、肩甲骨を寄せるなどして、普段動かしていない筋肉を刺激しましょう。
●温める
ホットタオルを使って、目元や首、肩の筋肉を温めましょう。
緊張した筋肉は、温度が上がることでほぐれやすくなります。
湯船にじっくりと浸かることもおすすめです。
筋肉がほぐれると血行が促進し、痛みの原因物質が血液に流れやすくなるといわれています。
●姿勢を正す
姿勢が悪い状態が続くとますます筋肉の緊張が強まり、痛みの悪化につながります。
正しい姿勢を取り、筋肉への負担を軽減させましょう。
デスクワークを行っている方は、姿勢サポート機能があるクッションを使うと、正しい姿勢で座りやすくなります。
緊張型頭痛の予防法
●こまめに休憩を取る
長時間のデスクワークや運転などをしている方は、こまめに休憩を取りましょう。
目安は1時間に1回です。
同じ姿勢を取りつづけていますと、筋肉が硬くなりやすいためです。
休憩するときは背伸びや首を回すなどして、筋肉をほぐすことも意識しましょう。
●首や肩を冷やさない
首や肩が冷えると、筋肉が緊張しやすくなるといわれています。
冬場は、タートルネックやマフラー、ネックウォーマーなどを使い、首を冷やさないようにしましょう。
●運動の習慣をつける
運動の習慣を身につけ、筋肉の柔軟性を保ちましょう。
水泳は浮力の助けを借りられるため、体重の負荷を減らした状態で筋肉を動かせます。
初心者の方におすすめの運動です。
片頭痛の対処法
●暗くて静かな場所で休む
片頭痛は、動くと症状が悪化する可能性があります。
また、発作があるときは刺激に対して過敏になっているため、強い光や大きな音などが普段よりも不快に感じられます。
カーテンを締めた直射日光の当たらない暗くて静かな部屋で休みましょう。
また、少しでも睡眠を取るとより症状が落ち着きやすくなるといわれています。
●痛みのあるところを冷やす
冷たいタオルやアイスバッグ、保冷剤を使って、痛みがあるところを冷やしてみましょう。
脈を打つような痛みは、血管の拡張が原因であることが多いため、冷やすことで血管が収縮し痛みが落ち着くことがあります。
●ストレッチをする
ストレッチポールを使って、身体をリラックスさせることも頭痛の緩和に効果的です。
激しく動くと症状が悪化する場合がありますので、ゆっくりと身体の力を抜いて行いましょう。
片頭痛の予防法
●イタリア料理を避ける
イタリア料理に使われることが多いオリーブオイルやチーズ、赤ワイン、ハム、サラミには、血管を拡張・収縮させるポリフェノールやチラミンという物質が含まれています。
そのため、これらの食品を食べると、片頭痛が誘発されることがあります。
片頭痛になりやすいという方は、イタリア料理を避けましょう。
和食には、ポリフェノールやチラミンが含まれるメニューが少ない傾向にあるためおすすめです。
●リラックスタイムをつくる
片頭痛は、ストレスの影響を受けます。
日頃からストレスを溜め込まないようにすることが大切です。
疲れを感じるときは、大きく深呼吸を繰り返し、心を落ち着かせる時間をつくりましょう。
●頭痛日記をつける
頭痛が起こった日時や痛みの程度、持続時間、薬の服用などをノートに細かく記録しておきます。
ご自身の頭痛の傾向がみえてくるため、対策を立てやすくなります。
まずは1ヶ月間続けてみましょう。
あかり鍼灸接骨院の
【頭痛】へのアプローチ
頭痛のほとんどは緊張型頭痛と片頭痛に分けられるため、まずは患者様が悩まれている頭痛がどちらのタイプであるかカウンセリングを通して確認していきます。
緊張型頭痛であった場合は、原因として首や肩まわりの緊張が影響していることがあります。
そのため、ラジオ波温熱療法で首や肩、背中、肩甲骨と広い範囲を筋膜リリースしていきます。
そして、背骨・脊椎などをモビライゼーションにて骨格の動きを調整します。
ある程度身体の緊張がほぐれてからは、根本の改善を図るためにトムソンベッドなどを使用して身体に緊張が残りにくいような姿勢づくりを目指していきます。
状況に応じてですが、鍼灸施術も行い身体の不調を早期に回復させられるように努めます。
片頭痛ですと、自律神経やホルモンバランスの乱れなどが影響していることがあります。
その場合には鍼灸施術を行い痛みの緩和と神経のバランス調整などを目指します。
施術の影響で血流が促進されると、一時的に症状を強く感じる場合もございます。
鍼灸施術が苦手な方に対しては手技や電気療法などの刺激で、症状改善に努めるのでお気軽にご相談ください。
著者 Writer
- 髙橋 敏明
- 【所有資格】
∟柔道整復師
∟鍼灸師
【生年月日】
昭和60年6月20日
【血液型】
B
【出身】
兵庫県
【趣味】
アクアリウム/アウトドア/サイクリング/ゴルフ/スノーボード/ショッピング
【得意な施術】
鍼灸施術
【ご来院される患者さまへ一言】
痛みや悩みに対する解決策を一緒に考えましょう!
施術一覧
TREATMENT
ドライヘッド
スパ
保険施術
鍼灸
美容鍼
脊椎矯正
電気療法
立体動態波
EMS
固定療法
超音波療法
(LIPUS)
筋膜リリース
エコー検査機
ショック
ウェーブ
ラジオ波
温熱療法
交通事故施術
当院のご紹介
ABOUT US
あかり鍼灸接骨院
- 住所
-
〒675-0151
兵庫県加古郡播磨町野添1656-5
福田ビル1F
- 最寄駅
-
JR土山駅 北側より徒歩1分
- 駐車場
-
3台
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
09:00〜13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ▲ | - | ▲ |
16:00〜20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | - | - | - |
- お電話でのお問い合わせ
-
078-920-8100
- LINE予約はこちら24時間受付