肘の障害は
スポーツだけが原因ではありません
テニス肘・野球肘・ゴルフ肘は、肘の障害の代表格です。
スポーツをきっかけに発症することが多いですが、それ以外にもさまざまな要因が考えられます。
テニス肘・野球肘・ゴルフ肘は、長引きやすく再発しやすいため、適切な処置を行うことが重要です。
肘だけの問題だと勘違いされやすいテニス肘・野球肘・ゴルフ肘ですが、原因を探ると下半身の柔軟性の低下が影響していることもあります。
こちらでは、テニス肘・野球肘・ゴルフ肘の原因や症状、対処法などについて詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 肘が痛くてゴルフを楽しめない
- レシーブができない
- 正しいフォームが分からない
- 肘の痛みを何度も繰り返す
肘の痛みは、
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘
かもしれません
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、肘の障害の総称です。
肘を大きく動かすテニスや野球、ゴルフをしている方に多いことから、このような通称で呼ばれています。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘のリスクは、スポーツだけではありません。
腕を動かす職業、趣味がきっかけとなることもあります。
どのような方に野球肘・テニス肘・ゴルフ肘のリスクがあるのか、詳しくみてみましょう。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘の
おもな原因
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、肘にみられる障害のことです。
スポーツをきっかけに発症することが多いですが、次のようなことが原因となります。
●オーバーユース
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、代表的なスポーツ障害の一種です。
一度の大きな衝撃で起こるものではなく、弱い負荷を何度も繰り返すことでじわじわと肘にダメージが蓄積されて発症します。
身体能力に見合っていない練習量をこなすオーバーユースが大きな原因の1つと考えられています。
ボールを打つ衝撃は、手首から伝わり、肘の付け根の腱に及びます。
この動作を何度も繰り返すと、腱の付け根の筋肉が炎症を起こします。
テニスや野球、ゴルフ以外でも、バドミントンや卓球などといった競技でみられます。
また、スポーツ以外でも、重い荷物を運ぶ運送業の方や手首をよく動かす料理人、美容師、大工といった職業で腕を酷使することでテニス肘・野球肘・ゴルフ肘と同じ症状が現れる方もいらっしゃいます。
●ミスユース
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、オーバーユースだけでなく、ミスユースとも深い関わりがあります。
ミスユースとは、間違った身体の使い方をしているという意味です。
間違ったフォームで練習を続けると、肘の一部に負担が集中し、野球肘・テニス肘・ゴルフ肘といった障害を招くことがあります。
身体の使い方がわからないお子様はやスポーツをしている方で自己流の練習を続けているとミスユースを起こす可能性があります。
●筋力不足
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、筋力不足が引き金となることがあります。
年齢を重ねるにつれて少しずつ筋力は低下していきます。
加齢にともない、肘の腱の強度も低下します。
性別に関係なく発症する障害ですが、女性は筋力が弱いことから、野球肘・テニス肘・ゴルフ肘を発症しやすいといわれています。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘の症状
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、スポーツをしている方だけにリスクがあるとは限りません。
趣味や仕事で、手関節や指を酷使している方は、発症する可能性があります。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、少しずつダメージが蓄積されて生じるため、長引きやすく、再発しやすいという特徴があります。
スポーツへの復帰も時間がかかるため、予防することが大切です。
●野球肘
野球肘は、野球でボールを投げすぎた方に多くみられる肘の障害の総称です。
投球しているときや投球後に肘に痛みが出ます。
また、肘の伸びや曲がりが悪くなり、思うように肘を動かせなくなる傾向にあります。
野球肘は、障害を受ける箇所によって3タイプに分類されます。
・内側型
ボールを投げるときに腕の内側に負担がかかることで、骨や軟骨、靱帯が引っ張られて障害が起こります。
お子様に多いタイプといわれています。
・外側型
投球動作のときに外側が圧迫され、軟骨と骨が圧縮させることがきっかけとされています。
軟骨が剥がれ落ちる離断性骨軟骨炎が生じます。
・後方型
投球動作でボールを離したときに、肘には強く反る力と遠心力が加わり、肘頭と肘頭窩とが衝突します。
この衝突を繰り返すことで、関節に炎症が起き、野球肘につながります。
後方型の野球肘には、肘頭窩インピンジメントや肘頭部疲労骨折、肘頭部骨端線離開といった障害が挙げられます。
●テニス肘
テニス肘は、ラケットを振る動作によって生じる肘の障害です。
肘の外側から前腕にかけて痛みが出ます。
肘の後方にある手首や指を伸ばす腱の結合部分の損傷が原因だと考えられています。
●ゴルフ肘
ゴルフ肘は、肘の内側にみられる障害のことです。
上腕骨内側上顆炎とも呼ばれています。
上腕骨内側上顆の下には、大きな神経が通っています。
ゴルフ肘の影響で、神経が圧迫されると、指先にしびれを感じることもあります。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、
すぐに応急処置を行いましょう
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、長引きやすく繰り返しやすい肘の障害です。
スポーツをしている方は、症状が回復するまで、スポーツを中止せざるをえないこともあります。
再発を防ぐためには、迅速に応急処置を講じ、原因を取り除くことが重要です。
こちらでは、野球肘・テニス肘・ゴルフ肘の対処法・予防法についてご紹介します。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘の対処法
スポーツの現場では、障害のダメージを最小限に抑えるために、ケガをしてすぐに応急処置を施すことが一般的です。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘といった肘のスポーツ障害には、POLICE処置と呼ばれる5つの応急処置を施しましょう。
POLICE処置とは、次にご紹介する応急処置の頭文字を取ったものです。
●保護する(Protection)
三角巾や添え木などを使って患部を保護します。
患部に負担がかかり、再び損傷が起こることを防ぐ目的があります。
●最適な負荷をかける(Optimal Loading)
ケガからの回復を早めるために行います。
痛みが出ない程度の適切な負荷を与えることで、組織の修復を促します。
近年では、安静にしすぎると組織が弱くなり、ケガの回復が遅れてしまうという考え方が浸透しています。
そのため、安静は最低限の期間に留め、適度に身体を動かすリハビリを取り入れることが推奨されています。
●冷やす(Icing)
氷のうを使って、患部を冷却します。
痛みや腫れの軽減を目的として行います。
冷やすと毛細血管が収縮するため、腫れや内出血が抑えられる効果が見込めます。
皮膚の温度が下がりすぎると凍傷を起こす可能性があるため、タオルの上から当てるようにしましょう。
時間は15分程度が目安です。
●圧迫する(Compression)
患部の腫れや内出血を抑えるために行います。
予防のための対処法とされているため、腫れがひどくなっているときに行っても効果はあまり得られないと考えられています。
できるだけ早めに行うことがおすすめです。
圧迫の力加減は、注意が必要です。
変色やしびれがある場合は、圧迫が強すぎる可能性があります。
異変を感じたらすぐにゆるめましょう。
●挙上する(Elevation)
腫れの軽減を図ることが目的です。
三角巾を使って、肘を心臓よりも高い位置に保持しましょう。
肘への血流が穏やかになるため、腫れの軽減が期待できます。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘の予防法
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、繰り返し負荷が加わることで生じます。
次のような予防法を心がけましょう。
●筋力を強化する
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘を予防するためには、筋力をつけることが大切です。
肘だけなく、周辺の肩や手首の筋力も強化しましょう。
手首の筋力は、500mlのペットボトルをダンベル代わりにして鍛えられます。
手首の背屈や掌屈、回旋といった運動を、肘に負担がかからないようにもう一方の手で肘をしっかりと固定した状態で続けてみましょう。
●正しいフォームを身につける
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、ミスユースが原因となることがあります。
テニスや野球、ゴルフは、腕の力だけを頼りにしてはいけません。
肩や背中はもちろんのこと、下半身の筋肉も使って全身で行いましょう。
腕の動きばかりに集中して全身をうまくコントロールできていないと、肘を痛める場合があります。
初心者の方は、全身を使った正しいフォームを身につけるところからスタートしましょう。
●運動前にはストレッチを行う
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、肘への負担を減らすことが大切です。
身体が硬い状態で肘を酷使すると、負担が集中し、肘の障害を招く可能性があります。
運動前には、全身のストレッチを行い、身体の柔軟性を高めておきましょう。
柔軟性が高まっていると、全身に負担が分散されやすくなるといわれています。
●運動後にはクールダウンを行う
運動前のストレッチだけでなく、運動後のクールダウンもしっかりと行いましょう。
クールダウンは、疲労を溜まりにくくする効果が期待できます。
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘は、肘に疲労が蓄積されつづけることで生じる障害ですので、クールダウンによって、疲労を軽減させましょう。
クールダウンでは、ジョギングからスタートし、ウォーキング、静的ストレッチと徐々に負荷を落としていき、心拍数を緩やかに減らしていきます。
あかり鍼灸接骨院の
【野球肘・テニス肘・ゴルフ肘】
へのアプローチ
野球肘・テニス肘・ゴルフ肘で悩まれている方がなるべく早く競技に復帰できるように、患者様一人ひとりに合わせた適切な施術をご提案します。
そのためにもまずは検査がとても重要です。
患者様が悩まれている症状がどの程度損傷しているかによって、おこなうべき処置も変わってくるため丁寧にカウンセリング・エコー検査などを行います。
ある程度損傷具合が判断できたら、さまざまな施術の中から適したものを選んでいきます。
痛みが強くでている時期であれば次のような施術を行います。
●ハイボルテージ
●立体動態波
●鍼施術
●コンビネーション施術(ハイボルテージ+超音波療法)
など
また、試合を間近に控えている・大事な練習があるなど患者様のご希望に合わせてサポーターをご提案する場合もあります。
症状が慢性化している時期であれば、患部の可動域改善を図るためにラジオ波温熱療法やショックウェーブを行います。
より早く症状の改善を目指すためには患者様自身でおこなうセルフケアも大切です。
当院ではリハサクという自分にあったリハビリ方法を提案してくれるサービスを導入しているので、気になる方はぜひご相談ください。
著者 Writer
- 髙橋 敏明
- 【所有資格】
∟柔道整復師
∟鍼灸師
【生年月日】
昭和60年6月20日
【血液型】
B
【出身】
兵庫県
【趣味】
アクアリウム/アウトドア/サイクリング/ゴルフ/スノーボード/ショッピング
【得意な施術】
鍼灸施術
【ご来院される患者さまへ一言】
痛みや悩みに対する解決策を一緒に考えましょう!
施術一覧
TREATMENT
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スパ
保険施術
鍼灸
美容鍼
脊椎矯正
電気療法
立体動態波
EMS
固定療法
超音波療法
(LIPUS)
筋膜リリース
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