ストレートネックは
さまざまな不調につながります
ストレートネックは、代表的な身体のゆがみの1つです。
首が前に突出し、本来あるべきS字カーブが失われている状態のことを指します。
単なるゆがみだと軽くみないようにしましょう。
首にはさまざまな筋肉があり、神経の通り道にもなっています。
ストレートネックになると首のゆがみが気になるだけでなく、手のしびれや呼吸の低下、集中力の低下などが起こることがあります。
こちらでは、ストレートネックの原因や症状、対処法などについて詳しくご紹介します。
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目次
こんなお悩みはありませんか?
- 首の違和感が気になって
仕事に集中できない - 寝違えをよく起こす
- スマホをみすぎて首が痛い
- 原因不明の手のしびれに悩んでいる
ストレートネックとは
ストレートネックとは、首のゆがみの一種です。
本来、横からみると首は緩やかな曲線を描いています。
しかし、ストレートネックになると首が前に突き出し、カーブが失われます。
首には神経が通っているため、さまざまな不調の原因となることもあります。
ストレートネックの原因と症状について、詳しくみてみましょう。
首の役割について
首は、頭と胴体をつないでいます。
人間の頭はおよそ4〜6kgほどあるといわれており、首の骨が前にカーブを描いていることで、頭の重みが背骨全体に分散され、首にかかる負担を軽減しています。
首を支えている筋肉には、胸鎖乳突筋や僧帽筋、肩甲挙筋などが挙げられます。
首を前方に傾けるカーブが失われるような姿勢を取ると筋肉が硬くなり、普段よりも首に負担がかかる傾向にあります。
ストレートネックのおもな原因
ストレートネックのおもな原因は、次のとおりです。
●不良姿勢
ストレートネックは、姿勢の悪さが原因です。
とくに、近年はスマホが普及し、長時間うつむいたような姿勢でスマホを操作することが多い傾向にあります。
まっすぐ前を向いている場合は、首にかかる負担を分散することが可能です。
しかし、下を向く時間が長くなると首にかかる負荷が増え、筋肉がガチガチに硬くなる可能性があります。
ガチガチに硬くなった筋肉は徐々に首の骨を前方へと引っ張るため、ストレートネックにつながります。
●運動不足
運動不足が続くと筋肉が徐々に硬くなり、首を正しく支えることがむずかしくなる場合があります。
現代人は、首を動かす機会が減っているため、首の筋肉も運動不足になりやすいといわれています。
●ストレッチ不足
ストレートネックは、ストレッチ不足でも起こる可能性があります。
いきなり激しい運動を行い、首に負担をかけると、筋肉が傷つき、頭の重みを支えきれず、前に傾いていきます。
●ケア不足
ケア不足もストレートネックの要因とされています。
首は、体重の10分の1ほどの重さがある頭を支えています。
起きているときはもちろん、寝ているときも負担がかかっており、首のケアを十分に行っていないと、頭の重みに負けて簡単にゆがむ可能性があります。
筋肉をほぐす、適切な高さの枕で負担を軽減するなどのケアを行う必要があります。
ストレートネックのおもな症状
ストレートネックの症状は、単なる首のゆがみだけではありません。
ストレートネックになると、次のような症状が現れます。
●肩こり
首が前に倒れるため、肩の筋肉が前方に常に引っ張られた状態になります。
常に背中に力が入った状態となるため、筋肉の疲労が一向に回復せず、慢性的な肩こりを感じることがあります。
●手のしびれ
首は、手に伸びる神経の通り道でもあります。
ストレートネックで首がゆがんだ際に硬くなった筋肉が周囲の神経を圧迫すると、手のしびれにつながります。
●手の冷え
ストレートネックになると、首や肩にある大きな筋肉も硬くなるため、血行不良に陥る可能性があります。
その結果、体質が変化し手先が冷たく感じられます。
●背中の痛み
ストレートネックになると、首や肩の筋肉が張っていきます。
肩の筋肉は面積が広いため、背中にまで痛みが広がる場合もあります。
●呼吸の低下
ストレートネックになると身体が前に傾くため、肺が圧迫されます。
呼吸が浅い状態が続くと体内に必要な酸素を取り込めなくなり、さまざまな不調につながります。
●自律神経の乱れ
首のゆがみが自律神経を圧迫し、自律神経の乱れが生じる可能性があります。
また、直接的な圧迫が起こっていない場合でも、ストレートネックによって筋肉の緊張状態が続くことで、自律神経の交感神経が過剰に優位になる場合もあります。
●学習能力の低下
頭が前に傾くと、筋疲労が起こりやすくなるといわれています。
何をしていても首の違和感が気になってしまい、集中力の低下につながります。
お子様の場合は、学習に集中できず、学習能力が低下する場合もあります。
●運動能力の低下
首がゆがむと、その周囲の筋肉が硬くなる傾向にあります。
筋肉が硬いと本来の機能を発揮できず、スポーツ外傷といったケガが起こりやすくなると考えられています。
身体を思うように動かせないため、運動嫌いになってしまうお子様も少なくありません。
ストレートネックの
対処法・予防法
身体のゆがみは、自分ではもとに戻しにくいとされています。
ストレートネックも他のゆがみと同様に、時間をかけて形成されていくため、
症状を長い間放置すると、自力で元通りに戻すことは困難だと考えられます。
首の異変に気づいたら、できるだけ早く対処しましょう。
こちらでは、ストレートネックの対処法・予防法についてご紹介します。
ストレートネックの対処法
ストレートネックは一度くせがつくと、完全に元の状態に戻すことがむずかしいとされています。
次のような点を意識し、早めに対処することが肝心です。
●姿勢が悪いことを自覚する
まずは、姿勢が悪くなっているということを認識しましょう。
普段の姿勢の悪さを認識できていれば、意識して姿勢を正していけると考えられます。
普段の生活を振り返り、どんなときに首に負担をかけているのか考えてみましょう。
●胸を張って骨盤を前に傾ける
ストレートネックになると首が前に傾くため、バランスを取ろうと骨盤は後方に傾きます。
ストレートネックの症状を緩和したい場合は、胸を張って骨盤を前に傾けることを意識しましょう。
●温める
ストレートネックは、筋疲労をもたらします。
筋疲労による痛みを緩和するためには、身体を温めることがおすすめです。
湯船に肩まで浸かり、全身を温めましょう。
●肩甲骨を動かす
肩甲骨まわりには僧帽筋といった大きな筋肉が存在しています。
肩甲骨を動かすストレッチを行うことで血行が促進され、ストレートネックによるこりや痛みの緩和が期待できます。
急に激しく動かすと筋肉を痛める可能性があるため、ゆっくりと大きく動かしましょう。
●あご押しストレッチを行う
あご押しストレッチは、首の柔軟性を取り戻すためのストレッチです。
・背筋を伸ばした状態で、あごを引く。
・あごに片手を添え、うしろに押し戻す。
・うしろに押し戻した位置でキープしながら上を向き、首の前方の筋肉を伸ばす。
この動きを2〜3回、時間があるときに繰り返しましょう。
●枕の高さを変える
ストレートネックは、寝ているときの姿勢の影響も受けます。
高すぎる枕を使うと寝ているときもうつむいたような姿勢になってしまい、首の骨に負担をかけるといわれています。
枕は仰向けに寝たときに、天井よりもやや目線が下がる程度のものを選びましょう。
ストレートネックの予防法
ストレートネックは、症状が進行すると元に戻すことがむずかしくなる傾向にあります。
ストレートネックにならないよう、次のような予防法を実践しましょう。
●パソコン・スマホの使い方を見直す
パソコン・スマホを使っているときにうつむく姿勢になりやすいといわれています。
パソコン・スマホを注視するときは、うつむく姿勢にならないよう、工夫しましょう。
パソコンを使う場合はモニター台を活用し、できるだけパソコンが目線と同じ高さになるように調節することも大切です。
スマホを使う場合は、手元で操作するのではなく腕を上げて目線の高さまで上げましょう。
スマホスタンドを使うと、目線が下がりにくくなります。
●目線を上に向ける
ストレートネックを予防するためには、うつむく時間を減らすことが大切です。
日々の生活でも、目線を上に向けることを意識しましょう。
目線を上に向けることを意識すると、自然と姿勢も正しくなる傾向にあります。
うつむいていることに気づいたら顔を上げて天井をみつめ、正しい姿勢にリセットしましょう。
最初のうちは慣れるまで大変ですが、何度も繰り返すことで目線を上に保ちやすくなる効果が期待できます。
●適度に首を動かす
適度に首を動かすことで、筋力の低下を未然に防ぎます。
デスクワークや長時間の運転などで、首をあまり動かさない方は、空き時間に首を回す、前後左右に傾けるなどといったストレッチをしましょう。
長時間、同じ姿勢を取りつづけていると、気づかぬうちに首が前に傾くため、こまめにストレッチでリセットすることが大切です。
首はデリケートな部位であるため動かすときは組織を傷つけないよう、ゆっくりと深呼吸しながら行いましょう。
背中まわりの筋肉が硬くなっている方はストレッチポールを使って、肩甲骨をうしろに引き寄せてみましょう。
●温める
首は疲れが溜まりやすいため、カイロや蒸しタオルなどで温めると血行が促進されます。
筋肉が硬くなる前に温めて対処することで、よりストレートネックの予防が期待できます。
あかり鍼灸接骨院の
【ストレートネック】への
アプローチ
ストレートネックは、スマホやPCが発達した現代において切っても切り離せない症状であり、現代病とも称されることもあるほどです。
発症の原因には日常生活における動作姿勢が大きく影響しています。
そのため当院では、根本の改善を図るために患者様の身体の全体のバランスを整えていきます。
トムソンベッドと呼ばれる専門的な機器を使用し、脊椎矯正を行います。
「矯正」と聞くとバキバキする施術をイメージされる方もいると思いますが、当院の矯正施術はバキバキする施術とは異なる優しい施術ですのでご安心ください。
その他にもストレッチポールを使用した運動療法なども行い、姿勢を根本から正せるような施術を行います。
患部の痛みや肩こりなどが重い方に対しては鍼施術や電気療法といった施術で痛みの緩和を図ります。
著者 Writer
- 髙橋 敏明
- 【所有資格】
∟柔道整復師
∟鍼灸師
【生年月日】
昭和60年6月20日
【血液型】
B
【出身】
兵庫県
【趣味】
アクアリウム/アウトドア/サイクリング/ゴルフ/スノーボード/ショッピング
【得意な施術】
鍼灸施術
【ご来院される患者さまへ一言】
痛みや悩みに対する解決策を一緒に考えましょう!
施術一覧
TREATMENT
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鍼灸
美容鍼
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立体動態波
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